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着々と進む小さな浜の復興(宮城県石巻市)[平成26年2月20日]

 石巻市の牡鹿半島に蛤浜という、小さな浜があります。少子高齢化の影響で、震災前でも9世帯しかなかったのが、この震災で2世帯5人の住民しかいなくなりました。しかし、この小さな浜で、震災で被災した浜の出身者の活動と、それを支えるボランティアなど多くの人々の努力で、着実に復興が進んでいます。
 支援者の手によるガレキの撤去を始め、昨年の3月には残った民家を手作りで改装したカフェがオープンし、その後も、浜で活動するための施設整備がすすめられ、直近では夏草を食べさせるための羊の小屋が完成しました。現在、企業の支援も頂き、キャンプ場の整備やツリーハウスの建設、民宿の改修を行っています。また、浜の再生に合わせ、大学の実習、企業研修、学生STUDYツアーや勉強会なども受け入れています。
 蛤浜は、行政境にあたり、昔は蛤がとれた浜であったとか、形状が蛤に似ているから名前がついたと言われていますが、今、多くの人々が集まり、活気のある浜として復興しつつあります。
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