本格的な冬を迎え、今季も海苔の摘み取り作業がはじまりました。
初秋に松島湾内で海苔の芽を育てたタネ網を、外洋に張り、海苔網として育成してきました。11月の下旬から刈取りがはじめられ、大きなバリカンのような高速摘採機で次々に摘み取られていきます。摘み取られた海苔は、洗う、刻む、熟成する、抄く、乾燥するなど、たくさんの行程を経て製品になります。
この11月の末には宮城県塩釜市の県漁協塩釜総合支所で全国のトップを切って入札会が開催され、今年も品質の良い、味の良い海苔として高値で取引されました。来年の3月まで摘み取りと入札が続けられます。海苔の生産には、多くの行程と設備が必要なことから、震災直後は、再開が危ぶまれましたが、ようやく震災前の生産状況に戻りつつあります。
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