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3年ぶりの「あんぽ柿」出荷(福島県伊達市)[平成25年12月2日]

 福島県北地方の特産品である「あんぽ柿」は、震災と東京電力福島第一原発事故の影響で、生産加工を自粛しておりましたが、樹体の除染等による安全な原料柿の確保、加工再開モデル地区の設定、非破壊検査機器による放射性物質の全量検査体制の整備など生産者、関係団体、行政機関が一体となって努力した結果、加工の準備が整い、平成25年12月に3年ぶりの出荷が行われることとなりました。
 特に、検査方法については、サンプルの形状を均一にしなければ正しい測定ができないため、あんぽ柿を細かくすり潰す必要がありましたが、このたび新しく開発された世界初の非破壊検査機器は、製品1箱ごとに検査ができ、1日8時間で300箱の検査をすることが可能です。
 「あんぽ柿」の名前の由来は諸説ありますが、川をむいた柿を天日に干すことから「天干柿(あまぼしがき)」と呼ばれ、それが明治時代に「あんぽ柿」と呼ばれるようになったことが有力とされています。あんぽ柿は、きれいなアメ色をし、表面はしっかりしていますが中は半熟のトロリと柔らかい食感が特徴で、ビタミンA、カルシウム、食物繊維などを豊富に含んでおり昔から福島県民に広く親しまれています。
 12月2日(月)に行われた伊達市のJA伊達みらい梁川共選場(やながわきょうせんじょう)での出荷再開式には、全農県本部などでつくる県あんぽ柿産地振興協会の関係者や佐藤雄平知事らが出席したほか、いわき市からはるばるフラガールが応援に駆け付け、非破壊検査機の披露や、試食・求評が行われました。


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