地域からの復興情報

　南三陸町は宮城県内一の水揚げを誇る鮭のまちです。世界に先駆けて養殖を始め、銀鮭養殖の発祥の地として知られる南三陸町ですが、秋鮭の放流事業も盛んで震災前には水揚げ高の半分以上を鮭漁が占めていました。
　被災でふ化場が流され、放流の継続が危ぶまれる中、気仙沼市の生産者団体からの稚魚の提供を受けて続けられました。今年も志津川地区の水尻川、八幡川には遡上する秋鮭を捕獲する施設が設けられ、ふ化放流事業も進められています。志津川漁港では刺網でとれた秋鮭の本格的な水揚げがはじまりました。
　 南三陸町では主要産業を再生するため、このような努力が続けられています。