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「復興トルコキキョウ栽培」(福島県川俣町)[平成25年9月13日]

 福島県の県北に位置する川俣町は、美しい自然と豊かな風土に恵まれ、平安時代から始まった養蚕業・絹織物業により「絹の里」として知られています。また、豊かな自然の中で放し飼いされ、陽光を充分に浴びて成長した川俣シャモは、豊かなコクと風味が人気を呼び、絹製品と並ぶ川俣の代表的産品となっています。
 町の南東部の山木屋地区は農村地帯で、町の中心部よりも標高が高いため、水稲、酪農のほかに、昼夜の温度差を利用した「花き」も盛んに栽培され市場関係者、種苗メーカー等を中心に全国的に高い評価を得ています。
 平成23年3月の東日本大震災により引き起こされた原発事故の影響で、山木屋地区は計画的避難区域に指定され、様々な生産活動の中止を余儀なくされましたが、平成25年4月に本格除染が開始され、同年8月8日に避難指示区域が再編されるなど、山木屋地区の復旧・復興に向けた動きは加速しつつあります。
 このような中、川俣町の花き農家(8戸)で構成される「あぶくまカットフラワーグループ」では、いち早く営農の再開に向けた取り組みに着手し、今年度はハウスにおいてトルコキキョウの作付実証を行いました。
 今年の春から丹精を込めて栽培されたトルコキキョウは9月に入ってきれいな花を咲かせ、9月9日に関係者を招いて行われた現地検討会において市場関係者からも高い評価を受けました。また、9月13日には、福島復興局において生産者の代表者から亀岡復興大臣政務官へトルコキキョウの寄贈が行われました。
 あぶくまカットフラワーグループでは、今年度の実証を踏まえて来年度からの本格的な作付をめざしており、福島復興局では寄贈された花を局内に飾り、被災地域の取組をPRするとともに、関係機関と連携して引き続き支援を行っていくこととしています。


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