被災地では高台に住宅地を造る計画が多いのですが、ときにはそこに埋まっている文化財を本格的に発掘調査する必要が出てきます。
ここ山田町「田の浜館跡」でも、当初は調査に最長で1年半かかるのではと言われていましたが、大半のか所について約1年間の前倒しが実現し、このたび発掘成果の説明会が開かれました。たくさんの地元の方々が採用されて熱心に発掘作業に当たられたこと、また最新のデジタル機器によって迅速に記録ができたことなどが、完了時期の前倒しに繋がったそうです。
造成が終わればいよいよ住宅の建設ができるようになります。説明会に参加してこの場所の歴史を勉強していた小学生たち。この子たちにとっても愛着のある住宅地に生まれ変わることでしょう。
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